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おまかせ投資についてくわしく知る

運用プラン診断

「おまかせ投資」では、口座開設時に回答いただいたいくつかの質問の結果に応じて、お客様一人ひとりに合わせた運用プランを提案します。よくある資産運用の話では、個別証券の過去の平均リターンや値動きに基づいてポートフォリオを構築する手法が説明されることがあります。しかしこういった手法では、ライフステージや金銭的余力に違いの有るお客様に対しても同じポートフォリオを提案することになってしまいます。一般に、ライフステージや金銭的余力に応じて取れるリスクが変わってくるため、お客様に応じて適切なポートフォリオも異なっていると考えられます。そこでお客様の状況を踏まえたポートフォリオ提案を行いたいと考え、口座開設時に回答いただいた年齢・年収・預貯金という客観的な指標からリスク許容度を診断し、おすすめプランとして提示します。もし客観的な診断が自分の主観的なリスク許容度と合わなかった場合には運用するプランを変更することも可能です。

質問項目は以下のような観点からリスク許容度に影響します。

項目リスク許容度への影響
年齢年齢が若いほうが、高いリスクを取った長期運用が可能になります。この考え方の背景には人的資本という概念があります。(※)
年収年収が高いほど余剰資金が多くなり、リスクの高い運用が可能になります。
預貯金預貯金が多いほど、運用が不調となった際に生活への影響が軽微であるため、高いリスクを取った運用が可能になります。

(※)人的資本とは、個人が将来獲得する所得の現在価値と考えられます。人間は働くことなどによって収入を生み出すことが可能であるため、あたかも人間を株や金といった資産のように見立てて、人的資本あるいは人的資産と呼びます。この人的資本は、一般的な公務員や給与所得者の場合、将来に渡って安定的な所得を生み出すことが想定されるため、安全資産に似た性質があると考えられます。また人的資本は、年齢が若いほど価値が高いと想定されます。従って年齢が若ければ安全資産たる人的資本を多く保有しているため、人的資本以外の金融資産においてリスクをとることが可能となります1。近年では、こういった年齢やライフステージとともにリスク資産の保有割合が変化していく、ターゲットイヤー型ファンドと言われる運用商品も設計されています。

  • Ibbotson, Roger G, Moshe A. Milevsky, Peng Chen and Kevin X. Zhu, Lifetime Financial Advice: Human Capital, Asset Allocation, and Insurance