<AIを活用したロボアドバイザー FOLIO ROBO PRO 11月実績>景気回復の兆しが見える中、ROBO PROのパフォーマンスは?

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ロボアドバイザー FOLIO ROBO PROの2020年11月のマンスリーレポートです。リリース後約10ヶ月半の実績を解説しています。

ROBO PROリリース来と直近のパフォーマンスは?

FOLIO ROBO PRO(ロボプロ 以下、ROBO PRO)は、AIによる予測技術を利用して期待リターンを算出し、積極的な利益の追求や損失の軽減を目指すロボアドバイザーであり、2020年11月30日でリリースから約10ヶ月半が経過しました。

以下(図1)のグラフ内にある折れ線グラフは「ROBO PRO(※1)(深緑線)」、「TOPIX(緑線)」、そして「一般的なロボアド(※2)(灰色線)」の比較グラフで、開始点はROBO PROがサービスをリリースした2020年1月15日です。

ROBO PROの運用実績(※1)は下のグラフのように、リリースされた1月15日から11月30日の期間で見ると、11月30日時点で+約5.45%となりました。

(図1)

11月末までのROBO PROの折れ線グラフ

(※当該実績は過去のものであり、将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。本文及びグラフ上で表示している割合は年率ではありません。計算は円建てで、資産評価額/当初投資額-1で行なっています。)

※1 FOLIO ROBO PRO運用実績について
・サービス開始当初(2020年1月15日)から2020年11月30日まで、FOLIO ROBO PROサービスに投資していた場合のパフォーマンスです。少数第2位以下を切り捨てています。運用手数料を年率1%(税抜/運用手数料につき消費税は考慮していません)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。

※2 一般的なロボアドバイザーについて
・比較対象としている「一般的なロボアドバイザー」とは、一般的な運用アルゴリズムでROBO PROと同じETFを運用した結果を算出したものです。一般的な運用アルゴリズムとして、ノーベル賞を受賞した理論に基づいており、金融機関においても広く使われている平均分散法を採用しています。平均分散法における期待リターンはCAPMを用いて算出しており、リスク許容度はやや高めとし、5%~40%の保有比率制限を設けて最適ポートフォリオを算出しています。なお、「一般的なロボアドバイザー」のシミュレーションにおいても、運用手数料を年率1%(税抜/運用手数料につき消費税は考慮していません)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資すると仮定して計算しています。小数点以下第3位を切り捨てています。
・信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

11月のマーケットを振り返る

ここで、11月のマーケットを振り返ってみましょう。

11月は大きな出来事が2つありました。1つ目はアメリカ大統領選挙において、民主党のバイデン候補がトランプ大統領を破り、次期大統領になることがほぼ確実となりました。大統領選開始後は両者が拮抗した状態が続き、結果が不透明な時期が続いていましたが、結果が見え始めると不透明感が後退、投資家心理が好転しました。

もう一つの出来事は、アメリカの製薬大手ファイザーとモデルナが進めていた、新型コロナウイルスのワクチン開発で、高い有効性と安全性が確認できたというニュースです。

これらの出来事が重なって起きたことで、米国や日本を始めとする株式市場は上昇基調で推移し、主要な株価指数は次々と過去最高値を更新しました。たとえば11月24日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均の終値が、史上初の3万円台を記録しました。また日本に目を向けると、11月25日には日経平均株価がアメリカの流れを受け買いが先行し、26,296円の終値をつけ、29年ぶりの高値を更新しました。

11月のROBO PROのパフォーマンスは?

次に、このような市況だった11月のROBO PROのパフォーマンスについて見ていきましょう。11月のパフォーマンスは想定とことなり、厳しい結果になったと弊社では考えています。このレポートでは、その要因の推察と、今後の見通しについて触れていきます。

下のグラフは、サービス開始当初(2020年1月15日)をリターン0とし、2020年11月30日まで、FOLIO ROBO PROサービスに投資していた場合のパフォーマンスの、11月中の期間のみを抽出したものです。株式を中心に、多くの金融資産が上昇したにもかかわらず、ROBO PROのパフォーマンスは横ばいにとどまりました。

ROBOPROの11月におけるパフォーマンス推移 b

※運用手数料を年率1.00%(税別、税込1.10%)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。

※当該実績は過去のものであり、将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。本文及びグラフ上で表示している割合は年率ではありません。計算は円建てで、資産評価額/当初投資額-1で行なっています。

パフォーマンスが低調に推移した最大の要因は、市場では株式を始めとする多くの金融資産が上昇する中で、ROBO PROは逆行して下落していた「金」を高いウェートで保有していたのが要因となり、それに足を引っ張られ、パフォーマンスが横ばいにとどまりました。

株式等が上昇している局面であったのに、なぜROBO PROはこのような資産比率で運用したのかを推測いたしますと、AIが、2008年に起きたリーマン・ショックからの底打ち局面をイメージして資産比率を計算したからではないかと考えられます。

リーマン・ショックは、非常に緩やかに回復したのが特徴です。2009年の底打ち局面においては、リーマン・ショックからの回復初期段階にあり、景気の底打ちは確認できたのですが、回復は大変に緩やかでした。

そのため各国政府が財政出動することによる下支えや、企業の継続的な財務負担増が見込まれていました。2009年から2011年にかけての、いわゆるリーマン・ショックの景気回復初期段階においては、このような状況で国の財政悪化の懸念もあり、金のパフォーマンスは、債券を上回りました。

下の図を見て下さい。これは2008年から2019年にかけて、その年にどんな資産がどのぐらいのパフォーマンスを出していたかを示したものです。2009年から2011年にかけて、金のパフォーマンスが債券を上回っているのが見て取れます。

積み木グラフ

また、このような景気が回復する初期の段階においては、株式の中でも先行的に上昇するのが「新興国株」です。上の図の2009年の部分をご覧いただくと、新興国株が約73%上昇していたことが分かります。

11月のROBOPROは、経済回復の初期段階となった2009年と同じ局面を想定し、「債券」を保有しない代わりに「金」を多く保有し、それと同時に「新興国株」を多く保有していたと推察されます。

ROBOPRO 8月から11月

11月のROBO PROを振り返って

このような見通しの元、秋口頃まで順調なパフォーマンスを続けていたROBO PROでしたが、11月に報道された新型コロナウイルスのワクチン開発に関するニュースで状況が変わりました。

金融市場をみてみると、新型コロナウイルスからの本格回復局面を織り込む展開となりました。そして先程の図にあった2013年型の相場へ一気に変わりました。つまり、米国・先進国株が好調となり、金よりも債券のパフォーマンスがいい市況へと一気に移行した形になったのです。よって、景気回復初期であると判断していたROBO PROとは違う相場展開となり、その結果としてパフォーマンスが横ばいにとどまりました。

ROBO PROは40種類以上の様々な指標を見てマーケットを予測しますが、「有効性の高いワクチンが開発される」という突発的な事象を読み切ることはできませんでした。

11月の金融市場を振り返ると、ワクチンの開発が好結果であったことを織り込み、景気回復本格局面へと移行しました。株式市場は将来への期待が先行して動く傾向にあるので、短期的かつ急激にこのような展開になることは、しばしばあることです。

しかし、中期的な視点に立ったパフォーマンスにおいては、実態経済がこの先どうなるか?という点が重要になってきます。11月の相場の期待通りに、本当にワクチンが開発され普及が広まって景気が回復するのであれば、「景気回復本格局面」に移行しますが、期待が先行し実際の回復に時間がかかる場合は「景気回復初期」段階を織り込む展開になるであろうと考えられます。

40以上の先行指標を日々分析しているROBO PROのAIは、実際これからどうマーケットが動くかを分析している途上です。実体経済がこれから先、どのように向かっていくのかを、AIと共に見守って頂けると幸いです。

11月の相場は、AIにとってはイレギュラーな動きとなり、読みが外れた結果となりましたが、実体経済の動向を見定める局面においては、AIの持つ先読み能力が再び効力を発揮できる可能性もあると期待できますので、今後ともROBO PROのご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

AIが予測する最新のポートフォリオは?

ROBO PROではAIによる予測技術を利用して最新のポートフォリオを提供しています。最新のポートフォリオが気になる方は、口座開設・ログイン後に購入画面からご確認いただくことができます。

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・投資環境に関する過去の事実等の情報提供や、発行時点での投資環境やその見通しに関する当社の見解をご紹介するために株式会社FOLIOが作成した資料です。
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