<ROBOPRO 2023年3月実績>金と新興国株を中心とした投資配分が奏功し、ROBOPROはプラス着地

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【この記事のポイント】

・ROBOPROリリースの2020年1月15日〜2023年3月31日までのパフォーマンスは約+43.80%
・最新のリバランスは3月29日に実施
・次のリバランスは4月28日を予定
・FOLIOからのメッセージ~「金」及び「新興国株」を比較的多く保有していたためプラスで着地~


ROBOPROリリース来の実績を見る

ROBOPRO(ロボプロ)は、AIによる予測技術を利用して期待リターンを算出し、積極的な利益の追求や損失の軽減を目指す資産運用サービスで、2023年3月31日でリリースから約3年2ヶ月が経過しました。

以下の折れ線グラフは「ROBOPRO(※1)(深緑線)」、「TOPIX(灰色線)」、そして「一般的なロボアドバイザー(※2)(緑線)」の比較グラフで、開始点はROBOPROがサービスをリリースした2020年1月15日です。

ROBOPROの運用実績は下のグラフのように推移しており、リリースされた2020年1月15日から2023年3月31日の期間で見ると、3月31日時点で+約43.80%(※1)となりました。

02 graph 1@2x

※当該実績は過去のものであり、将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。本文及びグラフ上で表示している割合は年率ではありません。計算は円建てで、資産評価額/当初投資額-1で行なっています。

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また、下の棒グラフは、ROBOPRO(※1)とTOPIX、及び一般的なロボアドバイザー(※2)の、2020年1月15日から2023年3月31日までのリターン率の比較です。

03 graph 2@2x

ROBOPROの運用実績は、一般的なロボアドバイザーの運用シミュレーションと比較すると+15.78%、TOPIXと比較すると+28.06%のプラスのリターンとなっています。(※3)

※1 ROBO PRO運用実績について
サービス開始当初(2020年1月15日)から表示日まで、または表示している期間において、ROBO PROサービスに投資していた場合のパフォーマンスです。小数第3位以下を切り捨てています。運用手数料を年率1%(税込1.1%)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。小数第3位以下を切り捨てて表示しています。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

※2 「一般的なロボアドバイザー」の運用シミュレーションについて
「一般的なロボアドバイザー」とは、利用者がリスク許容度に応じて設けられている複数の運用コースの中から一つのコースを選択し、一般的な運用アルゴリズム(ノーベル賞を受賞した理論に基づき、金融機関において広く使われている平均分散法を採用。平均分散法における期待リターンはCAPMを用いて算出。)を用いて自動で運用を行う投資一任サービスのことを指します。本運用シミュレーションは、一般的な運用アルゴリズムでROBO PROと同じETFを運用したと仮定したシミュレーション結果です。リスク許容度はやや高めとし、5%~40%の保有比率制限を設けて最適ポートフォリオを算出しています。本運用シミュレーションにおいても、運用手数料を年率1.1%(税込)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定し、分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。小数第3位以下を切り捨てて表示しています。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

※3 各数値の差は小数第3位以下を切り捨てて表示しています。表示上の数値を用いて計算すると数値が一致せず誤差が生じる場合があります。

ROBOPROの直近のパフォーマンスを見る

次に、2023年3月のパフォーマンスについての解説です。

以下は2023年3月2日時点での投資配分で、この比率で2023年3月を迎えました(※2023年3月2日の注文締切時刻までに注文したお客様に適用されます)。

rebalance0302a

特徴的な点としては、米国株式をわずか約2%保有しているのに対し、新興国株式を約48%および金を約30%保有していた点です。

以下のグラフは2023年2月28日〜3月31日におけるROBOPROの円建てのパフォーマンスと、ROBOPROに組み込まれている各アセットの騰落率です。

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2023年3月の世界の株式市場は前半、欧米の金融不安への警戒感から軟調な推移が続きましたが、当局の対応などが好感され徐々に警戒感が後退し、下旬にかけては堅調に推移しました。

為替市場においては、欧米の金融不安を背景としたリスク回避の円買いなどにより円高ドル安が進行しました。

ROBOPROにおいては、株式の中ではマイナス幅が小さかった新興国株や、8つの資産のうち一番パフォーマンスの良かった金を比較的多く保有していたため、2023年3月の1ヶ月のパフォーマンスは+0.90%(※4)となりました。

※4 本グラフは表示している期間における各アセットの価格を円建てで比較したもの及び、ROBO PROのリターンを示したものです。各資産の計算は、計算期間終了日時点の円建て資産額/計算期間開始日時点の円建て資産額-1で行っています。ROBO PROのリターンの算出方法については、図-1及び※1をご参照ください。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

以下は、直近1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月及びROBOPROのリリース来のパフォーマンス比較です(※5)。

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※5 1ヶ月、3ヶ月、6ヵ月のパフォーマンスは、それぞれ直近Nヶ月前の資産の評価額と2023年3月31日おける評価額を元に計算しています。ROBO PROリリース来のパフォーマンスは、2020年1月15日の資産の評価額と2023年3月31日における評価額を元に計算しています。表示している割合は年率ではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

2023年3月のマーケットを振り返る

【米国市場概況】

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米国株式の指標の一つであるS&P500は上旬、FRB(米連邦準備理事会)が利上げペースの加速や利上げ長期化の可能性を示したことが嫌気され下落し、さらに、米シリコンバレーバンク(SVB)が経営破綻したことにより金融不安が急速に広がり一段と下落しました。

中旬に入っても金融不安から金融株が売られる場面が続きましたが、米大手銀行が経営不安にあった米地銀を支援するとの情報が好感され金融不安への警戒が和らぎ、その後は景気敏感株が買い戻される動きなどによりS&P500は小幅な推移となりました。

下旬には、SVBの破綻処理が順調に進んでいることや、米当局により支援策が検討されていること等から金融不安に対する過度な警戒感がさらに後退し、それにより株価は上昇基調となり最終的に前月末比で+3.50%となりました。


【先進国市場概況】

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日本株式市場の指標の一つであるTOPIXは上旬、中国の景気回復に対する期待等が好材料となり堅調に推移し、1年5ヵ月ぶりの高値を記録する場面もありましたが、その後はSVBの経営破綻にともなう世界的な金融不安への警戒感から大きく下落しました。
下旬にかけて金融不安が和らぎ上昇基調となり、最終的に前月末比で+0.51%となりました。

欧州株式市場の指標の一つであるストックス欧州600指数は前半、SVBの経営破綻にともなう世界的な金融不安への警戒感から大きく下落しました。その後も、以前より経営不振にあった金融大手クレディ・スイス・グループの株価が過去最安値を更新するなど、収益基盤の弱い銀行株の下落が続きました。
しかし下旬に入ると、金融不安に対する過度な警戒感が徐々に後退し上昇基調となり、最終的に前月末比で-0.70%となりました。


【新興国市場概況】

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中国株式市場の指標の一つである上海総合指数は、7ヵ月ぶりの高値でスタートしました。しかしその後、FRBが利上げペースの加速及び利上げ長期化の可能性を示したことや、欧米で発生した金融不安が中国市場でも嫌気されて下落しました。
中旬から下旬にかけては金融システム不安が払拭されるも米中対立懸念で上値は重く小幅に推移し、最終的に前月末比で-0.20%となりました。

インド株式市場の指標の一つであるインドSENSEXは上旬、小幅に上昇してスタートしましたが、中旬にかけて世界の株式市場が下落基調にあったことを受けて、同様に軟調に推移しました。その後は横ばいとなり、最終的に前月末比で+0.04%となりました。


【為替・その他】

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ドル・円為替相場においては、3月上旬に137円台まで円安ドル高が進行しましたが、その後欧米の金融不安を背景としたリスク回避の円買いや、日米金利差が縮小したことなどにより円高ドル安が進行し、一時的に130円を割る局面もありました。

米国10年債利回りは、3月上旬に4%台に乗りましたが、その後は欧米の金融不安の影響を受けて低下し、一時3.31%となり昨年9月13日以降で最も低くなる局面もありました。なお、3月のFOMC(米連邦公開市場委員会)では0.25%の利上げが決定されました。

ROBOPROの投資配分の変化は?

次に、ROBOPROの投資配分の変化に注目して解説します。

ROBOPROは2023年3月2日にリバランスをおこない、以下のような投資配分で運用をおこないました。(※2023年3月2日の注文締切時刻までに注文したお客様に適用されます)。

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そして2023年3月29日には以下の投資配分でリバランスをおこないました。

05 graph 4@2x

今回のリバランスで特徴的なポイントは、米国株式の保有比率を0%にした点と、保有比率が低かった米国債券を約21%まで増やしている点です。

なお、ROBOPROのリバランスは基本的に月一回行われており(臨時リバランスを除く)、最新のリバランスは3月29日に実施されました。次のリバランスは4月28日の予定です(臨時リバランスが行われ、リバランス日が前倒しされる可能性があります)。

4月の実績は次のレポートでお伝えいたします。

FOLIOからのメッセージ

2023年3月は、「金」が大きく上昇した1ヶ月間となりました。背景としては、米シリコンバレーバンクの破綻をきっかけとした金融不安がくすぶっていることや、5月(次回)のFOMCでの追加利上げを最後に利上げが停止された場合に将来的にドルへの投資魅力が下がる可能性があることを踏まえ、ドルの代替資産として「金」が買われる傾向にあったものと考えられます。

「新興国株式」のパフォーマンスは、米国株式と先進国株式を僅かに上回りました(円建て)。月間ではマイナス着地となりましたが、足元の新興国株式の推移におけるポジティブな要因としては、中国においてゼロコロナ政策の終了に伴う景気回復への期待感があることや、ドル安局面において相対的に投資魅力があること、欧米のグロース株式と比較して相対的に割安感があり将来の金利引き下げ局面において上昇余地が見込めることなどが考えられます。
ROBOPROにおいては、AIが金利動向を含むマーケットデータを分析し「金」及び「新興国株」を比較的多く保有していたことが奏功し、2023年3月の1ヶ月のパフォーマンスは+0.90%となりました。(※6、7)

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ROBOPROは、今後も金融環境の変化を踏まえてダイナミックに投資配分を変更していくことで、パフォーマンスの最大化を目指します。

※6 2023年2月28日から同年3月31日までROBO PROに投資していた場合の運用実績です。ROBO PROのリターンの算出方法については、図-1及び※1をご参照ください。小数第3位以下を切り捨てて表示しています。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

※7 「米国株式」「先進国株式」「新興国株式」「金」はROBO PROの投資対象のETFの円建ての価格をもとに、「(2023年3月31日時点の価格/同年2月28日時点の価格)-1」で計算したものを%表示しています。本文及びグラフ上で表示している割合は年率ではありません。

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ROBOPROではAIによる予測技術を利用して最新のポートフォリオを提供しています。最新のポートフォリオが気になる方は、口座開設・ログイン後に購入画面からご確認いただくことができます。

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