<ROBO PRO 2022年2月実績>軟調な相場がつづく中、AI運用の成果は?

  • LINEで送る
  • ポスト
  • シェア

AI運用で好パフォーマンスを目指す、FOLIO ROBO PROの2022年2月のマンスリーレポートです


【この記事のポイント】

・株式市場が下落する中、ROBO PROは比較的に下げ幅を抑えられた
・2月のマーケットはロシアとウクライナを巡る地政学的リスク悪化で軟調な相場に
・最新のリバランスは3月2日におこなわれた
・次のリバランスは3月29日を予定


<ROBO PRO 2022年2月実績>軟調な相場がつづく中、AI運用の成果は?

ROBO PROリリース来の実績を見る

FOLIO ROBO PRO(ロボプロ 以下、ROBO PRO)は、AIによる予測技術を利用して期待リターンを算出し、積極的な利益の追求や損失の軽減を目指す資産運用サービスで、2022年2月28日でリリースから約2年1ヶ月が経過しました。

以下のグラフ内にある折れ線グラフは「ROBO PRO(※1)(深緑線)」、「TOPIX(灰色線)」、そして「一般的なロボアド(※2)(緑線)」の比較グラフで、開始点はROBO PROがサービスをリリースした2020年1月15日です。
ROBO PROの運用実績は下のグラフのように推移しており、リリースされた2020年1月15日から2022年2月28日の期間で見ると、2月28日時点で+約31.17%(※1)となりました。

02 graph 1@2x

(※当該実績は過去のものであり、将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。本文及びグラフ上で表示している割合は年率ではありません。計算は円建てで、資産評価額/当初投資額-1で行なっています。
※2021年3月より、運用実績の算出に使用している為替に関するデータの取得元を変更したため、過去の実績の数字に関しても更新されています。)

ROBOPROのトップページへ

また、下の棒グラフは、ROBO PRO(※1)とTOPIX、及び一般的なロボアドバイザー(※2)の、2020年1月15日から2022年2月28日までのリターン率の比較です。

ROBO PROのパフォーマンスを見てみると、一般的なロボアドバイザーと比べると+12.13%、TOPIXと比較すると+22.16%のプラスのリターンとなっています。(※3)

03 graph 2@2x

※1 FOLIO ROBO PRO運用実績について
・サービス開始当初(2020年1月15日)から2022年2月28日まで、FOLIO ROBO PROサービスに投資していた場合のパフォーマンスです。少数第3位以下を切り捨てています。運用手数料を年率1%(税抜/運用手数料につき消費税は考慮していません)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

※2 一般的なロボアドについて
・比較対象としている「一般的なロボアド(バイザー)」とは、一般的な運用アルゴリズムでROBO PROと同じETFを運用した結果を算出したものです。一般的な運用アルゴリズムとして、ノーベル賞を受賞した理論に基づいており、金融機関においても広く使われている平均分散法を採用しています。平均分散法における期待リターンはCAPMを用いて算出しており、リスク許容度はやや高めとし、5%~40%の保有比率制限を設けて最適ポートフォリオを算出しています。なお、「一般的なロボアド」のシミュレーションにおいても、運用手数料を年率1%(税抜/運用手数料につき消費税は考慮していません)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資すると仮定して計算しています。少数第3位以下を切り捨てています。
・信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

※3 FOLIO ROBO PROサービスに投資していた場合のパフォーマンス実績+31.17%と、TOPIX+9.00%との比較が+22.16%、一般的なロボアド+19.04%との比較が+12.3%です。小数点以下第3位を切り捨てて計算している箇所があるため、小数点以下第2位の数値が必ずしも一致しない場合があります。

ROBO PROの直近のパフォーマンスを見る

次に、2月のパフォーマンスについての解説です。以下は1月28日時点での資産比率で、この比率で2月を迎えました。

06 graph 5 2x

特徴的な点としては、不動産の保有率を0%、米国株式を約12%及び先進国株式を約4%と比較的少ない比率で保有している一方で、金を約22%、新興国株式を約36%、米国債券を約16%という比率でリバランスをおこなった点です。

そして以下が2022年1月31日〜2022年2月28日におけるROBO PROの円建てのパフォーマンスと、ROBO PROに組み込まれている各アセットの騰落率です。

04 graph 3@2x (1)

2月は下落幅が大きかった新興国債券と不動産が非保有だったことと、各資産が下落した中で唯一上昇した金を約22%保有していたことが、パフォーマンスに寄与しました。比較的にディフェンシブなポートフォリオだったため、一般的なロボアドバイザーに対して下落幅を抑えることができました。

※4 本グラフは2022年1月30日から2月28日における各アセットの価格を円建てで比較したもの及び、ROBO PROのリターンを示したものです。各資産の計算は、2月28日時点の円建て資産額/1月30日時点の円建て資産額-1で行っています。ROBO PROのリターンの算出方法については、図-1及び※1をご参照ください。

以下は、直近1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月及びROBO PROのリリース来のパフォーマンス比較です。

直近1ヶ月のROBO PROのパフォーマンスを見ると対TOPIXでは劣後する一方で、一般的なロボアドバイザーと比較すると好パフォーマンスで推移しました。

05 graph 4@2x

・1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月のパフォーマンスは、それぞれ直近Nヶ月前および2021年初の資産の評価額と2022年2月28日おける評価額を元に計算しています。ROBO PROリリース来のパフォーマンスは、2020年1月15日の資産の評価額と2022年2月28日における評価額を元に計算しています。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

2月のマーケットを振り返る

ここで2月のマーケットを振り返ります。

【日本市場】
日経平均株価は米国市場の上昇の影響を受けて、上昇してスタートしました。反落する場面もありましたがその後上昇し、3週間ぶりの高値をつけました。

中旬に入ると、ウクライナを巡る地政学的なリスク懸念が強まったことや、アメリカの金融政策への警戒感が高まったことで下落しました。途中ウクライナ問題に対する懸念が緩和した場面もありましたが、再び警戒色が強まり下落しました。

下旬に入ってもウクライナを巡るロシアと欧米間の関係悪化が懸念され下落基調が続き、24日には1年3ヶ月ぶりの安値をつけました。しかしその後、対ロシアに対する経済制裁が世界の経済に与える影響は限定的であると見られたことや、ウクライナーロシア間の停戦協議への期待などが支えとなり、やや上昇して2月を終えました。

【アメリカ市場】
アメリカの株式指標の一つであるダウ工業平均は、企業の決算結果が好調などの材料が揃い上昇してスタートしました。しかしFRB(米連邦準備理事会)による金融引き締めが積極的におこなわれるとの見方が嫌気され、下落する局面もありました。

中旬に入るとウクライナ情勢の悪化で下落、途中懸念が和らいで反発する場面もありましたが、17日には今年最大の下落率を記録しました。

下旬に入っても、緊迫したウクライナ情勢による先行き不透明感が継続したことや、FRBによる金融引締の警戒感などから下落基調で推移し、23日は11ヶ月ぶりの安値を記録しました。しかしその後、ウクライナとロシアによる停戦交渉の可能性が高まり、紛争の長期化懸念が回避されることが期待されると上昇し、今年最大の上昇率となる場面もありましたが、ロシアに対する経済制裁の強化が世界経済に重石となる見方から反落して2月を終えました。

【ヨーロッパ市場】
ヨーロッパのマーケット指標の一つであるストックス600は上旬、米株好調の影響で上昇する場面や、逆に金利の早期上昇の警戒感が強まり下落する場面などがあり、総じて小幅な値動きとなりました。

中旬に入るとウクライナ情勢の影響で下落し、一時的に買いが入る場面もありましたが、状況が悪化することが警戒され再び下落しました。

下旬になっても引き続き地政学的リスクが重石となり下落基調が続きましたが、ロシアとウクライナ間で停戦交渉の可能性が出ると紛争の長期化リスクが避けられるとの期待から上昇しました。しかし、欧米はじめ世界各国のロシアに対する厳しい経済制裁によって、世界経済の先行き不透明感が強まると懸念され、下落して2月を終えました。

【中国市場】
春節による大型連休が終わった中国市場は、連休中の海外株が好調だったことが好感され、上海総合指数は上昇してスタートしました。その後も当局の政策などが期待されて上昇基調で推移しました。

しかし中旬になると、ウクライナ情勢の悪化などが影響して下落、1月末以来の安値をつける場面もありましたが、その後地政学リスクへの警戒が後退したことや、中国政府の産業支援策への期待が好材料となり一時的に上昇しました。

下旬に入ると再びウクライナを巡る地政学リスクが警戒され月末にかけて下落基調が続きましたが、ロシアーウクライナ間の停戦協議への期待や、中国がロシアとの経済協力を強化することが期待され、それらが買いを支えて2月を終えました。

ROBO PROの資産比率の変化は?

次に、ROBO PROの資産比率の変化に注目して解説します。

ROBO PROは1月28日にリバランスをおこない、下の円グラフのような資産比率で2月に入りました。これは2月に入る直前にROBO PROが提案した資産比率です。(※1月28日の注文締切時刻までに注文したお客様に適用されます)。

06 graph 5 2x

2月は大きく下落した不動産や新興国債券をアセットに組み入れなかったため、先に述べたパフォーマンスとなりました。

そして3月2日には以下の資産比率でリバランスをおこないました。

07 graph @2x

今回のリバランスで特徴的な点は、前回のリバランス時と比較して、金の比率を約8%、新興国株式の比率を約13%下げたのに対し、米国株式を約14%、先進国株式を約9%上げている点です。

なお、ROBO PROのリバランスは基本的に月一回行われており(臨時リバランスを除く)、最新のリバランスは3月2日におこなわれました。次のリバランスは3月29日におこなわれる予定です(臨時リバランスが行われ、リバランス日が前倒しされる可能性があります)。

3月の実績は次のレポートでお伝えいたします。

AIが予測する最新のポートフォリオは?

ROBO PROではAIによる予測技術を利用して最新のポートフォリオを提供しています。最新のポートフォリオが気になる方は、口座開設・ログイン後に購入画面からご確認いただくことができます。

■本資料について
・投資環境に関する過去の事実等の情報提供や、発行時点での投資環境やその見通しに関する当社の見解をご紹介するために株式会社FOLIOが作成した資料です。
・記載内容は作成時点のものであり、将来の市場環境の変動や運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
・信頼できると考えられる情報を用いて作成しておりますが、その正確性、完全性等について保証するものではありません。

■株価等のデータについて
株価等のデータについてはこちらをご覧ください

■株式会社FOLIO
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2983号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
金融商品の取引においては、株価、為替、金利、その他の指標の変動等により損失が生じるおそれがあります。ご契約の際は契約締結前交付書面等の内容を十分にご確認ください。
リスク・手数料の詳細はこちら

#ROBOPRO(ロボプロ)