<ROBO PRO 2022年7月実績>株と不動産中心の積極的な投資配分が奏功

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AI運用で好パフォーマンスを目指す、FOLIO ROBO PROの2022年7月の運用報告です。


【この記事のポイント】

  • ROBO PROリリースの2020年1月15日〜2022年7月29日までのパフォーマンスは約41.43%

  • 好調だった株式および不動産を比較的多く保有していたため、1ヶ月で+5.10%の上昇

  • 最新のリバランスは7月29日に実施

  • 次のリバランスは8月29日を予定


FOLIO ROBO PRO(ロボプロ 以下、ROBO PRO)は、AIによる予測技術を利用して期待リターンを算出し、積極的な利益の追求や損失の軽減を目指す資産運用サービスで、2022年7月29日でリリースから約2年6ヶ月が経過しました。

以下のグラフ内にある折れ線グラフは「ROBO PRO(※1)(深緑線)」、「TOPIX(灰色線)」、そして「一般的なロボアドバイザー(※2)(緑線)」の比較グラフで、開始点はROBO PROがサービスをリリースした2020年1月15日です。

ROBO PROの運用実績は下のグラフのように推移しており、リリースされた2020年1月15日から2022年7月29日の期間で見ると、7月29日時点で+約41.43%(※1)となりました。

02 graph 1@2x

(※当該実績は過去のものであり、将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。本文及びグラフ上で表示している割合は年率ではありません。計算は円建てで、資産評価額/当初投資額-1で行なっています。

※2022年4月より運用実績の算出に運用報酬料の消費税を考慮する形に変更したため、過去の実績の数字に関しても更新されています。

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また、下の棒グラフは、ROBO PRO(※1)とTOPIX、及び一般的なロボアドバイザー(※2)の、2020年1月15日から2022年7月29日までのリターン率の比較です。

ROBO PROのパフォーマンスを見てみると、一般的なロボアドバイザーと比べると+13.56%、TOPIXと比較すると+29.34%のプラスのリターンとなっています。(※3)

03 graph 2

※1 FOLIO ROBO PRO運用実績について
・サービス開始当初(2020年1月15日)から2022年7月29日まで、FOLIO ROBO PROサービスに投資していた場合のパフォーマンスです。少数第3位以下を切り捨てています。運用手数料を年率1%(税込1.1%)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

※2 一般的なロボアドについて
・比較対象としている「一般的なロボアド(バイザー)」とは、一般的な運用アルゴリズムでROBO PROと同じETFを運用した結果を算出したものです。一般的な運用アルゴリズムとして、ノーベル賞を受賞した理論に基づいており、金融機関においても広く使われている平均分散法を採用しています。平均分散法における期待リターンはCAPMを用いて算出しており、リスク許容度はやや高めとし、5%~40%の保有比率制限を設けて最適ポートフォリオを算出しています。なお、「一般的なロボアド」のシミュレーションにおいても、運用手数料を年率1%(税込1.1%)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資すると仮定して計算しています。少数第3位以下を切り捨てています。
・信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

※3 FOLIO ROBO PROサービスに投資していた場合のパフォーマンス実績+41.43%と、TOPIX+12.08%との比較が+29.34%、一般的なロボアド+27.86%との比較が+13.56%です。小数点以下第3位を切り捨てて計算している箇所があるため、小数点以下第2位の数値が必ずしも一致しない場合があります。

ROBO PROの直近のパフォーマンスを見る

次に、7月のパフォーマンスについての解説です。以下は6月29日時点での投資配分で、この比率で7月を迎えました。

07 graph @2x

また、以下のグラフは2022年7月1日〜7月29日におけるROBO PROの円建てのパフォーマンスと、ROBO PROに組み込まれている各アセットの騰落率です。

04 graph 3@2x (1)

7月のマーケットは前半、景気後退の懸念が強まるなどで軟調に推移する場面もありました。しかし後半に入ると、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが緩やかになるとの期待が高まり、米国株式を中心に上昇しました。

そのような市況の中で、ROBO PROは比較的多く保有していた米国株式および不動産が上昇した結果、1ヶ月で約+5.10%のリターンという結果になりました。

※4 本グラフは2022年7月1日から7月29日における各アセットの価格を円建てで比較したもの及び、ROBO PROのリターンを示したものです。各資産の計算は、7月29日時点の円建て資産額/6月30日時点の円建て資産額-1で行っています。ROBO PROのリターンの算出方法については、図-1及び※1をご参照ください。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

以下は、直近1ヶ月、3ヶ月、年初来及びROBO PROのリリース来のパフォーマンス比較です。直近1ヶ月のROBO PROのパフォーマンス(※1)は、一般的なロボアドバイザー(※2)と比較すると+約2.1%、TOPIXと比較すると+約1.39%上回りました。

05 graph 4@2x (1)

2022年の上半期は、米国株式をはじめとする株式の大幅な下落が起きた相場となりました。
そのような上半期も含め、ROBO PROは、2021年12月30日〜7月29日の7ヶ月間で+6.10%という結果を出しました。

・1ヶ月、3ヶ月のパフォーマンスは、それぞれ直近Nヶ月前の資産の評価額と2022年7月29日おける評価額を元に計算しています。また年初来のパフォーマンスは2021年12月30から2022年7月29日の評価額を元に計算しています。
・ROBO PROリリース来のパフォーマンスは、2020年1月15日の資産の評価額と2022年7月29日における評価額を元に計算しています。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。


7月のマーケットを振り返る

【日本株式市場】
7月の日経平均株価は上旬、世界景気の減速懸念や米国の金融引き締めを警戒して下落する場面や、米国の長期金利低下が好材料となり上昇する場面があるなど、一進一退の動きでした。

中旬に入ると、参院選で自民党が圧勝することが好感され上昇しましたが、その後世界的な景気減速が懸念され下落しました。しかし米国株の上昇や米国のインフレ懸念が和らいだことが好感され上昇しました。

下旬に入ると上値の重い展開が続きましたが、最終的に日経平均株価は+約5.3%にて7月を終えました。

【米国株式市場】
7月のダウ工業平均は上旬、長期金利が低下したことや米雇用指標が堅調だったことが好感され上昇する場面もありましたが、米国の景気が後退局面に入る懸念が強まり軟調に推移しました。

中旬に入ると、欧州の景気が減速する懸念や中国における新型コロナウィルスの再拡大の懸念が広まり、また米国インフレ関連指標が悪化したことを受けて、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な利上げが続くとの見方が強まり、下落する場面もありましたが、その後インフレ懸念が弱まり堅調に推移しました。

下旬に入ると、FRBが利上げペースを緩めるとの期待が高まり上昇、中旬以降の流れを引き継ぎ、最終的に7月のダウ工業平均の上昇率は約6.7%と、2020年11月以来の高い上昇率となりました。


【欧州株式市場】
欧州株式指標の一つであるストックス600は上旬、欧米の金融引き締めに対する懸念や中国での新型コロナウィルスの感染再拡大などが悪材料となり下落する場面もあった一方、中国政府の景気対策が好感され上昇する展開となりました。

中旬に入ると、インフレと米欧の主要な中央銀行による金融引き締めの加速によって、世界的に景気が悪化するとの見方が広がり下落しました。しかしその後中国および米国の株高が好感され堅調に推移しました。

下旬に入ると、欧州中央銀行(ECB)理事会の発表が警戒されたり、エネルギー不安やインフレによって欧州の経済活動が縮小することが懸念されて軟調に推移するも、好調だった企業の決算が好感されて上昇し7月を終えました。

【中国株式市場】
7月の上海総合指数は上旬、新型コロナウィルスの感染再拡大による行動規制が経済活動を制限するとの見方から、軟調に推移しました。

中旬に入ると、オミクロン型の派生型で感染力が強いとされる「BA.5」が確認されると景気悪化懸念が強まり下落するも、景気の下支えのための中国当局の対策が好感され堅調に推移する場面もあり、一進一退の動きとなりました。

下旬に入ると、中国当局の景気対策に対する期待感が薄まったことや、武漢市での行動規制の強化などが重石となり下落する局面や、一時的に当局の産業支援策が好感される場面もありましたが、最終的には、上旬に下落が続いたことが影響し1ヶ月で約4%の下落で7月を終えました。

ROBO PROの投資配分の変化は?

次に、ROBO PROの投資配分の変化に注目して解説します。

ROBO PROは6月29日にリバランスをおこない、以下のような投資配分で運用をおこないました。(※6月29日の注文締切時刻までに注文したお客様に適用されます)。

07 graph @2x

そして7月29日には以下の投資配分でリバランスをおこないました。

06 graph 5@2x (1)

今回のリバランスの特徴は、不動産、ハイイールド債券および米国債券の保有比率を下げ、金の保有比率を上げた点と、先月は非保有だった先進国株式を保有している点です。

なお、ROBO PROのリバランスは基本的に月一回行われており(臨時リバランスを除く)、最新のリバランスは7月29日に実施されました。次のリバランスは8月29日の予定です(臨時リバランスが行われ、リバランス日が前倒しされる可能性があります)。

8月の実績は次のレポートでお伝えいたします。

景気減速が懸念される中、なぜROBO PROは強気の投資判断だったのか?

世界的な景気減速が懸念されるなか、ROBO PROは株式や不動産を多く保有した積極的な投資配分で7月を迎え、結果として同月のROBO PROのリターンは+5.10%となりました。(※1)

「景気が減速し会社の業績が悪くなると、株価も低迷してしまう」というシンプルな考え方に基づけば、景気減速局面に備えて保守的な投資配分にした方が良いようにも思われますが、なぜROBO PROは、このような局面で、強気の投資判断を行うことができたのでしょうか。

その要因は、ROBO PROのAIが「金融市場の状況」を正しく分析できたことにあると考えられます。

そもそも、金融資産の価格は「経済状況(景気等)」「金融市場の状況(金利等)」のバランスによって形成されており、そのため、必ずしも「景気後退」が「相場の下落」を招くとは限らず、例えば、米国の利上げペースが市場コンセンサスよりも一層鈍化するとなれば、たとえ景気見通しが悪くても、相場が上向く可能性があります。(下図参照)

14 graph 10@2x

ROBO PROは、このような価格形成のメカニズムを踏まえ、金利指標等を含む様々なマーケットデータを精緻に分析し、両者のバランスの変調を捉えることを目指す投資サービスであり、結果として7月の上昇相場を先読みし、強気の投資判断を行うことができました。

 ROBO PROは、AIを活用して相場の先読みに役立つマーケットデータを分析し、「経済状況(景気等)」と「金融市場の状況(金利等)」のバランスの変調を的確に捉え、景気後退局面を含むあらゆる局面において効率的な運用を行うことを目指します。

AIが予測する最新のポートフォリオは?

ROBO PROではAIによる予測技術を利用して最新のポートフォリオを提供しています。最新のポートフォリオが気になる方は、口座開設・ログイン後に購入画面からご確認いただくことができます。

■本資料について
・投資環境に関する過去の事実等の情報提供や、発行時点での投資環境やその見通しに関する当社の見解をご紹介するために株式会社FOLIOが作成した資料です。
・記載内容は作成時点のものであり、将来の市場環境の変動や運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
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