<ROBO PRO 2022年9月実績>欧米の株式市場が年初来安値を付ける中、ROBO PROのパフォーマンスは?

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AI運用で好パフォーマンスを目指す、FOLIO ROBO PRO2022年9月の運用レポートです。


【この記事のポイント】
・ROBO PROリリースの2020年1月15日〜2022年9月30日までのパフォーマンスは約+35.94%
・2022年の年初来のパフォーマンスは、2021年12月30日〜2022年9月30日で+1.99%
・最新のリバランスは9月30日に実施
・次のリバランスは10月28日を予定


【もくじ】
ROBO PROリリース来の実績を見る
ROBO PROの直近のパフォーマンスを見る
9月のマーケットを振り返る
ROBO PROの投資配分の変化は?
下落相場時に大切な心構え


ROBO PROリリース来の実績を見る

FOLIO ROBO PRO(ロボプロ 以下、ROBO PRO)は、AIによる予測技術を利用して期待リターンを算出し、積極的な利益の追求や損失の軽減を目指す資産運用サービスで、2022年9月30日でリリースから約2年8ヶ月が経過しました。

以下の折れ線グラフは「ROBO PRO(※1)(深緑線)」、「TOPIX(灰色線)」、そして「一般的なロボアドバイザー(※2)(緑線)」の比較グラフで、開始点はROBO PROがサービスをリリースした2020年1月15日です。

ROBO PROの運用実績は下のグラフのように推移しており、リリースされた2020年1月15日から2022年9月30日の期間で見ると、9月30日時点で+約35.94%(※1)となりました。

02 graph 1@2x

※当該実績は過去のものであり、将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。本文及びグラフ上で表示している割合は年率ではありません。計算は円建てで、資産評価額/当初投資額-1で行なっています。

※2022年4月より運用実績の算出に運用報酬料の消費税を考慮する形に変更したため、過去の実績の数字に関しても更新されています。

ROBOPROのトップページへ

また、下の棒グラフは、ROBO PRO(※1)とTOPIX、及び一般的なロボアドバイザー(※2)の、2020年1月15日から2022年9月30日までのリターン率の比較です。

03 graph 2@2x

ROBO PROのパフォーマンスを見てみると、一般的なロボアドバイザーと比べると+12.54%、TOPIXと比較すると+29.89%のプラスのリターンとなっています。(※3)

※1 FOLIO ROBO PRO運用実績について
・サービス開始当初(2020年1月15日)から表示されている日まで、FOLIO ROBO PROサービスに投資していた場合のパフォーマンスです。少数第3位以下を切り捨てています。運用手数料を年率1%(税込1.1%)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

※2 一般的なロボアドについて
・比較対象としている「一般的なロボアドバイザー」の数値は、一般的な運用アルゴリズムでROBO PROと同じETFを運用したと仮定したシミュレーション結果です。一般的な運用アルゴリズムとして、ノーベル賞を受賞した理論に基づいており、金融機関においても広く使われている平均分散法を採用しています。平均分散法における期待リターンはCAPMを用いて算出しており、リスク許容度はやや高めとし、5%~40%の保有比率制限を設けて最適ポートフォリオを算出しています。本シミュレーションにおいても、運用手数料を年率1%(税込1.1%)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資すると仮定して計算しています。少数第3位以下を切り捨てています。
・信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

※3 FOLIO ROBO PROサービスに投資していた場合のパフォーマンス実績+35.94%と、TOPIX+6.05%との比較が+29.89%、一般的なロボアド+23.40%との比較が+12.54%です。小数点以下第3位を切り捨てて計算している箇所があるため、小数点以下第2位の数値が必ずしも一致しない場合があります。


ROBO PROの直近のパフォーマンスを見る

次に、9月のパフォーマンスについての解説です。以下は8月29日時点での投資配分で、この比率で9月を迎えました。

07 graph @2x

また、以下のグラフは2022年8月31日〜9月30日におけるROBO PROの円建てのパフォーマンスと、ROBO PROに組み込まれている各アセットの騰落率です。

アートボード 20@2x

9月は中旬から下旬にかけて、欧米をはじめとする各国の中央銀行が金融引き締め政策を維持・強化したことによる景気後退懸念が強まったこと等が嫌気され、株式市場を中心に大きく下落しました。ダウ工業平均は、1ヶ月で約2,784ドル安、8.8%(USD建て)の下落となりました。

そのような中、ROBO PROは比較的大きく下落した不動産の保有比率を少なくしていたことと、各資産とも下落するなか、唯一プラスリターンであった金の保有比率を比較的多くしていた結果、下落幅を-3.92%(円建て)に抑えることができました。

※4 本グラフは2022年8月31日から9月30日における各アセットの価格を円建てで比較したもの及び、ROBO PROのリターンを示したものです。各資産の計算は、9月30日時点の円建て資産額/8月31日時点の円建て資産額-1で行っています。ROBO PROのリターンの算出方法については、図-1及び※1をご参照ください。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

以下は、直近1ヶ月、3ヶ月、年初来及びROBO PROのリリース来のパフォーマンス比較です。
直近1ヶ月は株式市場が大きく下落しましたが、ROBO PRO(※1)は、一般的なロボアドおよびTOPIXと比較して下落幅を抑えることができました。
また、厳しい相場が続いている2022年の年初来で見ても、2022年9月30日時点で+1.99%と、一般的なロボアドバイザーとの比較で約+4%となっています。

05 graph 4@2x

・1ヶ月、3ヶ月のパフォーマンスは、それぞれ直近Nヶ月前の資産の評価額と2022年9月30日おける評価額を元に計算しています。また年初来のパフォーマンスは2021年12月30日から2022年9月30日の評価額を元に計算しています。
・ROBO PROリリース来のパフォーマンスは、2020年1月15日の資産の評価額と2022年9月30日における評価額を元に計算しています。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

9月のマーケットを振り返る

ここで9月のマーケットを振り返ります。

【日本株式市場】
日経平均株価は上旬、米国の金融政策の先行き不透明感などから下落、一時的に反発する場面もありましたが軟調に推移しました。しかし米国のインフレ懸念の緩和への期待から中旬に向けて上昇しました。

中旬に入っても堅調で、米国株式の上昇などの影響を受け半月ぶりの高値をつける場面もありました。しかし米国の利上げ加速が懸念されると下落、日本政府の政策期待が好材料となる場面もありましたが上値は重く下落基調となりました。

下旬に入ると欧米の中央銀行による金融引き締めへの警戒感が強まりさらに下落、2ヶ月ぶりの安値を記録する場面もありました。その後、欧米の長期金利が低下するなどが好材料となり、一時的に反発する場面もありましたが上値は重く、最終的には米株安などの影響で3ヶ月ぶりの安値で9月を終えました。

【米国株式市場】
ダウ工業株平均は上旬、FRB(米連邦準備理事会)による利上げ加速が警戒され軟調に推移しました。しかし、原油価格の下落や米国の長期金利上昇が一服したことが観測されると上昇しました。

中旬に入っても堅調に推移しましたが、FRBによる利上げ加速が景気を悪化させるとの見方から13日には大幅に下落し、今年最大の前日比1,200ドル超安となりました。一時的に小幅に上昇する場面もありましたが、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果を警戒し再び下落しました。

下旬に入っても軟調に推移し、FOMCによる利上げ継続方針が確定されると大幅に下落、約2年ぶりに2万9,000ドルを割り込みました。そして最終的に1ヶ月で約8.8%下落し、年初来安値を付けて9月を終えました。

【欧州株式市場】
ストックス600は上旬、欧米の中央銀行が大幅に金融引き締めをおこなうという観測等の影響で下落、その後小幅な値動きで推移しました。

中旬に入ると堅調に推移する場面もありましたが、欧米の中央銀行による金融引き締めの継続懸念が悪材料となり下落、その後も軟調に推移しました。

下旬に入り小幅な値動きが続いていましたが、主要国の中央銀行が積極的な金融引き締めを推進する見方が強まり下落基調となり、22日には1年8ヶ月ぶりに節目の400を下回りました。その後、一時的に反発する場面もあったものの小幅の推移に留まり、9月を終えました。


【中国株式市場】
上海総合指数は上旬、新型コロナウィルスの感染再拡大による景気後退懸念から下落するも、その後に発表された中国当局による景気刺激策への期待などが好材料となり上昇しました。しかし国内での感染が再拡大し、行動制限強化による景気減速を懸念し軟調に推移しました。

中旬に入ると、経済を成長させる政府の景気刺激策に対する期待が高まり上昇する場面がありましたが、米国が対中制裁措置を検討していることや、国内における行動規制の長期化による景気の先行き不透明感などから下落基調となりました。

下旬に入っても、人民元安による国内からの資金流出懸念や世界的な景気悪化が重石となり下落が続き、一時的に反発する場面もあったものの、最終的に月間で5.6%下落し9月を終えました。

ROBO PROの投資配分の変化は?

次に、ROBO PROの投資配分の変化に注目して解説します。

ROBO PROは8月29日にリバランスをおこない、以下のような投資配分で運用をおこないました。(※8月29日の注文締切時刻までに注文したお客様に適用されます)。

07 graph @2x

そして9月30日には以下の投資配分でリバランスをおこないました。

06 graph 5@2x

今回のリバランスの特徴は、約33%だった米国株式を約43%に、約1%だったハイイールド債券を約14%に増やしている点と、約34%保有していた先進国株式を20%に、約26%保有していた金を約15%に減らしている点です。

なお、ROBO PROのリバランスは基本的に月一回行われており(臨時リバランスを除く)、最新のリバランスは9月30日に実施されました。次のリバランスは10月28日の予定です(臨時リバランスが行われ、リバランス日が前倒しされる可能性があります)。

10月の実績は次のレポートでお伝えいたします。

下落相場時に大切な心構え

ROBOPROは9月12日にリリース来パフォーマンスが最高値を付けたものの、その後株式をはじめとしたリスク資産が下落する局面が続いたことにより、9月12日から9月30日の期間では-8.89%のパフォーマンスとなりました。
しかし、期間を伸ばして2022年の年初来から見てみると+1.99%であり、足元の厳しい相場環境の中でもプラス圏を維持しています。

このように、資産運用の世界では、短期的には下落相場の影響が大きく見えたとしても、長期的にはプラスリターンを得られる可能性が高まる傾向にあります。将来の資産形成に取り組む際は「長期的な視点に立った資産運用」を続けることが大切です。詳しくはこちらのコラムもご覧ください。

AIが予測する最新のポートフォリオは?

ROBO PROではAIによる予測技術を利用して最新のポートフォリオを提供しています。最新のポートフォリオが気になる方は、口座開設・ログイン後に購入画面からご確認いただくことができます。

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