<ROBO PRO 2022年12月実績>急速な円高ドル安の影響を受けるも、2022年の年間パフォーマンスはプラス着地

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【この記事のポイント】

・ROBO PROリリースの2020年1月15日〜2022年12月30日までのパフォーマンスは約+35.43%
・2022年の年初来のパフォーマンスは、2021年12月30日〜2022年12月30日で+1.60%
・最新のリバランスは12月29日に実施
・次のリバランスは1月27日を予定


ROBO PROリリース来の実績を見る

FOLIO ROBO PRO(ロボプロ 以下、ROBO PRO)は、AIによる予測技術を利用して期待リターンを算出し、積極的な利益の追求や損失の軽減を目指す資産運用サービスで、2022年12月30日でリリースから約2年11ヶ月が経過しました。

以下の折れ線グラフは「ROBO PRO(※1)(深緑線)」、「TOPIX(灰色線)」、そして「一般的なロボアドバイザー(※2)(緑線)」の比較グラフで、開始点はROBO PROがサービスをリリースした2020年1月15日です。

ROBO PROの運用実績は下のグラフのように推移しており、リリースされた2020年1月15日から2022年12月30日の期間で見ると、12月30日時点で+約35.43%(※1)となりました。

02 graph 1@2x (1)

※当該実績は過去のものであり、将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。本文及びグラフ上で表示している割合は年率ではありません。計算は円建てで、資産評価額/当初投資額-1で行なっています。

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また、下の棒グラフは、ROBO PRO(※1)とTOPIX、及び一般的なロボアドバイザー(※2)の、2020年1月15日から2022年12月30日までのリターン率の比較です。

03 graph 2@2x

ROBO PROのパフォーマンスを見てみると、一般的なロボアドバイザーと比べると+15.5%、TOPIXと比較すると+26.15%のプラスのリターンとなっています。(※3)

※1 FOLIO ROBO PRO運用実績について
サービス開始当初(2020年1月15日)から表示日まで、または表示している期間において、FOLIO ROBO PROサービスに投資していた場合のパフォーマンスです。小数第3位以下を切り捨てています。運用手数料を年率1%(税込1.1%)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資したと仮定して計算しています。信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

※2 一般的なロボアドバイザーについて
比較対象としている「一般的なロボアドバイザー」の数値は、一般的な運用アルゴリズムでROBO PROと同じETFを運用したと仮定したシミュレーション結果です。一般的な運用アルゴリズムとして、ノーベル賞を受賞した理論に基づいており、金融機関においても広く使われている平均分散法を採用しています。平均分散法における期待リターンはCAPMを用いて算出しており、リスク許容度はやや高めとし、5%~40%の保有比率制限を設けて最適ポートフォリオを算出しています。本シミュレーションにおいても、運用手数料を年率1%(税込1.1%)徴収し、リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、リバランスにより再投資すると仮定して計算しています。小数第3位以下を切り捨てています。信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

※3 FOLIO ROBO PROサービスに投資していた場合のパフォーマンス実績+35.43%と、TOPIX+9.28%との比較が+26.15%、一般的なロボアド+19.92%との比較が+15.5%です。小数点以下第3位を切り捨てて計算している箇所があるため、小数点以下第2位の数値が必ずしも一致しない場合があります。

ROBO PROの直近のパフォーマンスを見る

次に、12月のパフォーマンスについての解説です。

以下は11月30日時点での投資配分で、この比率で12月を迎えました(※11月30日の注文締切時刻までに注文したお客様に適用されます)。

1130

特徴的な点としては、米国株式を約39%、新興国株式を約23%および金を約28%保有していた点です。

以下のグラフは2022年11月30日〜12月30日におけるROBO PROの円建てのパフォーマンスと、ROBO PROに組み込まれている各アセットの騰落率です。

04 graph 3@2x (1)

2022年12月の株式市場はFRB(米連邦準備理事会)による金融引き締めが長期化するとの見方や、景気後退による業績の懸念が強まるなどが重石となり下落しました。また為替も、日銀が長期金利の許容変動幅を拡大することを決めた影響で、日米金利差が縮小に向かうとの思惑が広がり、急速に円高ドル安が進行しました。

ROBO PROにおいては、この世界的な株式相場の下落や、円高ドル安の影響を受けました。一方で、一般的にドル安に耐性のあるとされる金を比較的多く保有していたこと等が下落幅の抑制に寄与しました。

※4 本グラフは表示している期間における各アセットの価格を円建てで比較したもの及び、ROBO PROのリターンを示したものです。各資産の計算は、計算期間終了日時点の円建て資産額/計算期間開始日時点の円建て資産額-1で行っています。ROBO PROのリターンの算出方法については、図-1及び※1をご参照ください。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

以下は、直近1ヶ月、3ヶ月、年初来及びROBO PROのリリース来のパフォーマンス比較です。

06 table@2x (2)

直近1ヶ月のパフォーマンスは、世界的な株式の下落及びドル安の進行等により-7.13%となりましたが、年初来ではプラス着地となり、一般的なロボアドとの比較で、+6.76%のパフォーマンスを発揮しています。

※5 1ヶ月、3ヶ月のパフォーマンスは、それぞれ直近Nヶ月前の資産の評価額と2022年12月30日おける評価額を元に計算しています。また年初来のパフォーマンスは2021年12月30日から2022年12月30日の評価額を元に計算しています。ROBO PROリリース来のパフォーマンスは、2020年1月15日の資産の評価額と2022年12月30日における評価額を元に計算しています。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

12月のマーケットを振り返る

ここで12月のマーケットを振り返ります。

【米国市場概況】

07 table US@2x (2)

米国株式の指標の一つであるS&P500は上旬、FRB(米連邦準備理事会)による金融引き締めが長期化する懸念が強まり軟調に推移しました。

中旬に入るとFRBの利上げ長期化懸念がやや和らぐと上昇する場面もありましたが、景気後退懸念と利上げ警戒感が再燃して下落しました。

下旬は一進一退の推移となり、中国の新型コロナウィルスに対する防疫措置の緩和によって中国関連株が買われる局面や、原油高により資源関連株が買われる局面がありましたが、その後は長期金利の上昇が嫌気され下落しました。S&P500は、2022年の1年間で8.8%下落し、リーマンショックが起きた2008年以来の年間下落率となり、1年を終えました。

【先進国市場概況】

08 table DC@2x

日本株式市場の指標の一つであるTOPIXは前半、下落基調となった米国株式市場の流れを受け、軟調に推移しました。その後、12月20日の日銀金融政策決定会合で長期金利の変動幅の拡大が決定されたことを受け、金利上昇の結果景気に悪影響が出る可能性が懸念されて急落する場面があり、最終的に前月末比で-4.72%となりました。

欧州株式市場の指標の一つであるストックス欧州600指数は、高インフレとECB(欧州中央銀行)による利上げの継続による景気悪化の懸念から軟調に推移しました。途中、中国の新型コロナウィルスに対する防疫措置緩和等が好感され上昇する場面もありましたが、最終的に前月末比で-3.44%となりました。

【新興国市場概況】

09 table EC@2x

中国株式市場の指標の一つである上海総合指数は、新型コロナウィルスの防疫措置緩和と、それに伴う景気回復期待などから上昇してスタートしましたが、再び新型コロナウィルスの感染が拡大することが懸念され下落し、最終的に前月末比で-1.96%となりました。

インド株式市場の指標の一つであるインドSENSEXは、アジアおよび欧米の株式市場が下落したことや、世界経済の先行き懸念から軟調に推移しました。下旬に入ると、主要貿易相手国である中国の経済活動再開への期待から反発する場面もありましたが、最終的に前月末比で-3.57%となりました。

【為替・その他】

10 table EX@2x (3)

12月のドル/円の為替相場は上旬から中旬にかけては134円〜138円のレンジで推移していましたが、その後、12月20日の日銀金融政策決定会合で長期金利の変動幅の拡大が決定されたことを受けて、市場では、日銀の大規模緩和が修正され日米金利差が縮小するとの思惑から「円買い・ドル売り」の動きが急速に広がり、最終的に前月末から約6.9円の円高ドル安が進行しました。

各指数等のデータはBloombergが提供する値を用いています。表示されている値(米国10年債利回りを除く)は、小数第3位以下を切り捨てています。

ROBO PROの投資配分の変化は?

次に、ROBO PROの投資配分の変化に注目して解説します。

ROBO PROは11月30日にリバランスをおこない、以下のような投資配分で運用をおこないました。(※11月30日の注文締切時刻までに注文したお客様に適用されます)。

1130 (1)

そして12月29日には以下の投資配分でリバランスをおこないました。

05 graph 4@2x (2)

今回のリバランスは、11月30日の資産比率と比較して、大きな変動はありませんでした。

 なお、ROBO PROのリバランスは基本的に月一回行われており(臨時リバランスを除く)、最新のリバランスは12月29日に実施されました。次のリバランスは1月27日の予定です(臨時リバランスが行われ、リバランス日が前倒しされる可能性があります)。

1月の実績は次のレポートでお伝えいたします。

FOLIOからのメッセージ

2022年12月は、世界的な株安と円高ドル安が進行した局面でした。今後も株式市場は世界のインフレ動向や金利動向に左右される可能性が高く、また、為替相場(ドル円)も日銀による金融政策の行方次第で、不安定な動きになる可能性があります。そのため、価格の変動に一喜一憂する場面があるかもしれません。

しかし将来の資産形成で大切な心構えは、短期的な下落に振り回されず、長期的な視点に立って、「積立、分散投資」を続けることです。

2023年もこの心構えを忘れずに、資産運用を続けていきましょう。

AIが予測する最新のポートフォリオは?

ROBO PROではAIによる予測技術を利用して最新のポートフォリオを提供しています。最新のポートフォリオが気になる方は、口座開設・ログイン後に購入画面からご確認いただくことができます。

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・投資環境に関する過去の事実等の情報提供や、発行時点での投資環境やその見通しに関する当社の見解をご紹介するために株式会社FOLIOが作成した資料です。
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