ROBO PROの手数料1%(税込1.1%)は高い?安い?

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AI運用のFOLIO ROBO PROの手数料1%(税込1.1%)について詳しく解説した記事です

ROBO PROがおこなう定期的な資産比率の変更

ROBO PROの大きな特徴の一つが、「保有する資産比率の定期的な変更」です。

これはROBO PROが40種類以上の指標を分析し、マーケットの将来を予測した後「適切と考えられる資産の配分」をおこなって、より高いパフォーマンスを目指していくためです。

たとえば、今後株が上がりそうという予測をした場合であれば、株の保有比率を上げたり、逆に下がると予測すれば、株の保有比率を下げたりします。この資産比率の変更は基本的に毎月1回おこなわれます。

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資産比率を変更するということは、減らしたい資産を売却し、増やしたい資産を買い入れることが必要になり、この売買には取引手数料が発生します。

ですがROBO PROの場合、資産比率の変更で発生する売買コスト(取引手数料)は、FOLIOが負担しており、お客様のその都度の負担はありません。

ROBO PROでは、運用手数料(運用報酬料)として、お預かり資産の年率1%(税込1.1%、※1)を、毎月末にお客様のお預かり資産から差し引く形でご負担頂いていますので、資産比率の変更時に別途取引手数料をお支払いいただく必要はありません(マイページの「取引履歴」にその月の運用報酬料額が記載されています)。

手数運用報酬料の算出方法および徴収方法につきましては、営業日や1円未満の額の取り扱いなどの関係で、より細かい算出方法で計算しております。詳しくはFOLIO ROBO PRO投資一任契約に関する契約締結前交付書面をご参照ください。

(※1)運用額が3,000万円を超える部分に関しては、年率0.5%(税込0.55%)の割引料率が適用されます。

自分で運用するとどうなるか? 〜取引手数料について〜

定期的に資産比率を変更させて、好パフォーマンスを目指していくのがROBO PROの特徴ですが、この定期的な資産比率の変更をお客様ご自身で手動でおこなったと仮定した場合のシミュレーションと比較します。

ROBO PROは2020年1月15日のリリースから2020年12月末までに11回、資産比率の変更をおこないました。

これを自分自身でオンライン証券から海外ETFを買っておこなった場合、以下の取引手数料が発生します(※2)

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(※2)・最適ポートフォリオとの乖離が無いと仮定して計算しています。/・取引手数料は0.45%、VTIのみ0%として計算しています。/・取引手数料は翌月の資産比率変更時の基準価格に反映しています。/・分配金は資産比率変更時に再投資すると仮定しています。/・売買にかかる消費税や譲渡益税は考慮していません。

これを元に計算すると、1か月に1度、手動で資産比率の変更を行った場合の取引手数料の平均は0.17%です。そしてこれを年間に換算して計算すると(1ヶ月0.17%✕12カ月)ですので、年間2.04%となります。

その一方で、ROBO PROの運用報酬料は年率1%(税込.1.1%)ですので、手動で資産比率の変更をおこなうよりも割安だったと言えます。

また以上の計算は資産比率の変更時の取引手数料だけを試算したもので、手動で運用する場合は、通常の場合当初の資産購入時にも取引手数料が発生します。

ROBO PROでは運用をはじめる時には取引手数料をいただいていないので、この分がさらに割安になります。

自分で運用するとどうなるか?〜発生する手間について〜

手数料の他に、ROBO PROを使って自動で運用した場合と、お客様ご自身で手動で運用した場合の手間の違いについて比較します。

左の緑のステップがROBO PRO運用した場合、右の青のステップが手動で運用した場合のステップです。

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口座開設や入金のステップはどちらも共通していますが、ROBO PROの場合は入金して運用をスタートすれば、その後はROBO PROが自動で運用するので、基本的に何もする必要はありません。

一方、右側の手動でROBO PROと同じような資産運用をおこなおうとすると、投資の方法を決めたり、銘柄のリサーチと選定、買付発注……など、数々の段取りを踏まなくてはいけません。

しかもROBO PROと同じように定期的な資産比率の変更をおこなう場合は、定期的に幾つかのステップを踏まないといけません。さらに、人間が適切なタイミングと資産配分を計算して投資をおこなうのは容易ではありません。

このように、「運用コスト」と「運用における手間」を考慮に入れると、ROBO PROで長期的な資産運用をおこなうのはメリットがある、と言えるのではないでしょうか。

資産比率を変更せずに運用したらどうなるか?

ROBO PROで運用した方が、手動で運用した場合と比較してコストの面と手間の面で比較的メリットがあることがわかりました。

しかし手間とコストを踏まえ、最初を買った資産をそのまま全く動かさず運用すればいいのでは?とお考えになるかもしれません。

ここで、2020年1月15日のサービス開始時から2021年1月14日までの一年間で、11回資産比率の変更をおこなったROBO PRO(深緑線)と、2020年1月15日にROBO PROと同じポートフォリオでスタートして期間中そのまま保有した「資産比率の変更なし」で運用した場合(緑線)の資産評価額の変動率を比較してみましょう。

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【本グラフの運用条件】
①「資産比率の変更なし」の運用条件について
2020年1月15日におけるROBO PROと同じポートフォリオを購入して、そのまま2021年1月14日まで売買しないで保有したと仮定した場合のパフォーマンスです。/初期投資時の売買手数料は考慮していません。/分配金は再投資せず、随時パフォーマンスに単純に加算します。/売買に掛かる消費税や譲渡益税などは考慮にいれておりません。

②FOLIO ROBO PRO運用実績について
サービス開始当初(2020年1月15日)から2021年1月14日まで、FOLIO ROBO PROサービスに投資していた場合のパフォーマンスです。運用手数料を年率1%(税抜/運用手数料につき消費税は考慮していません)徴収し、資産比率の変更は最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。分配金は投資の拠出金銭に自動的に組み入れ、資産比率の変更により再投資したと仮定して計算しています。分配金や資産比率変更時の譲渡益にかかる税金は考慮していません。数値は少数第3位以下を切り捨てています。数値は過去の実績であり、将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

※小数点以下第3位を切り捨てて表示している箇所があるため、小数点以下第2位の数値が必ずしも一致しない場合があります。

このグラフからもわかるように、期間中一切資産比率を変更しない場合と、11度の資産比率の変更をおこなったROBO PROと比較して、約8.17%の差が生まれました。

資産比率を変更せず長い時間放置していると、最初は適切だと思われた資産配分から時間が経過するとともに乖離し、長い目で見るとパフォーマンスの差が大きく広がったと推測されます。

ROBO PROを使って資産比率を変更しながら長期運用を

長期を見据えた資産運用をおこなう上では、適切と考えられるタイミングでの資産比率の組み換えが大切であると考えます。これを使った運用とそうでない運用では、将来的に非常に大きな差を生む可能性があります。

マーケットを見ながら定期的に資産比率の変更を自動でおこなえるROBO PROの運用報酬料年率1%(税込1.1%)には、その資産比率の変更にかかる費用も含まれていますので、トータルで考え運用報酬料は必要経費と捉え、長期的な視点での資産形成を心がけてください。

■本資料について
・投資環境に関する過去の事実等の情報提供や、発行時点での投資環境やその見通しに関する当社の見解をご紹介するために株式会社FOLIOが作成した資料です。
・記載内容は作成時点のものであり、将来の市場環境の変動や運用成果等を示唆又は保証するものではありません。
・信頼できると考えられる情報を用いて作成しておりますが、その正確性、完全性等について保証するものではありません。

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